「吸込仕事率」は、吸込性能を示すひとつの目安の数字で、ワット(W)で表示されます。
2007年1月に新しい基準に更新されております。
「吸込仕事率」の測定方法は、日本電機工業会規格による規格によって定められています。
その方法は、紙パックまたはフィルターを取り付けた掃除機本体に、付属するホースとパイプをまっすぐに取り付けて、パイプ先端部分に測定装置を取り付け、運転時の風量(1分当たりの風の体積。単位は立方m/min)と真空度(単位はPa)を測定します。そして、計測した風量と真空度に、定められた係数を掛けると、吸込仕事率が算出されます。
・吸込仕事率=真空度(Pa)×風量 (立方m/min)×0.01666※
・ 真空度…ゴミを浮き上がらせる力
・ 風量…浮き上がらせたゴミを運ぶ力
※ JISで規定している換算係数
「吸込仕事率」は、ブラシをつけずに測定した数字です。実際にゴミがよく取れるかどうかは、、吸引力の他にブラシの性能等々に関係してきます。
「吸込仕事率が高い」ことだけでゴミが良く取れる」とは言い切れない。つまり「吸込仕事率」の高さは、実際に掃除するときの吸込性能を表すものではありません。
掃除機を選ぶときは、使い勝手やブラシの性能など総合的にお選びください。