照明器具には、低力率、高力率という種類がります。
照明器具で消費される電力〔消費電力(W)〕が、供給される電力〔定格電圧(V)x入力電流(A)〕の中で、どのくらい有効に使われているかを表す指標です。
計算式は次の通りになります。
力率=〔消費電力(W)〕÷〔定格電圧(V)x入力電流(A)〕
上記の式より力率を求めたとき、
0.85以上が高力率
0.85未満が低力率 となります。
例えば、
①定格電圧100V、入力電流1.1A、入力電力52Wの安定器の力率は計算すると0.47になり、低力率となります。
②定格電圧100V、入力電流0.54A、入力電力52Wの安定器の力率は計算すると0.96になり、高力率となります。
照明器具の設置、配線において、高力率形を搭載する器具を使用した方が、点滅回路の1回路あたりの台数が増し、各回路に用いるブレーカ等の設備費も抑えられるという利点があります。