従来器具のように光源を交換するような使い方をしないLED照明器具(光源一体形タイプ)は、LED光源から発せられる光がそのまま器具からの光となるため器具効率はほぼは100%となり、その光束値を一般的に「定格光束」といいます。(直管LEDランプ・LED電球搭載器具は除く) それに対し、従来光源の照明器具の器具効率は器具の形状やカバー等の種類により異なりますが、60%~80%程度になります。さらに器具の保守率(光源の減衰率や器具の汚れ率)を加味した寿命末期の光束は、 LEDのそれとほぼ同じとなります。従って、従来器具のランプ全光束に比較し、LED照明器具の光束が小さくても、従来光源と同等となります。 下記に、蛍光灯器具とLED照明器具の光束の比較を表にしましたので参照ください。 ※保守率:長い時間使用することによる光源の劣化や器具の汚れによる光束の低下を割合で示したもの