• No : 6584
  • 公開日時 : 2018/10/01 09:19
  • 更新日時 : 2022/06/20 14:25
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停電後に、誘導音が鳴動し、キセノンランプが点滅を始めたのはなぜか?この動作を直ちに停止させる方法を教えて欲しい。

回答

誘導音の「音声」や、キセノンランプの「点滅」は、停電直後は誘導灯信号装置に停電補償機能としてバックアップ用に内蔵されている蓄電池により、「音声」と「点滅」が一定時間動作しない様になっています。
火災発生時には、誘導灯信号装置が、自動火災報知設備からの火災信号を受け、誘導灯の音声と点滅を一斉に動作開始させます。
 
動作しているのは次の事由が考えられます。
①自動火災報知設備からの火災信号がなく、停電が長時間続いた場合、誘導灯信号装置のバックアップ用蓄電池の容量が徐々に低下して信号装置の印加が出来なくなり、誘導灯内蔵蓄電池の電源により音声・点滅の動作を始めます。
 
②停電補償の蓄電池を内蔵していない誘導灯信号装置(※注)の場合、停電発生と同時に動作します。
 (※注) ②に該当の当社販売する誘導灯信号装置はキセノンランプ点滅のみの機能となります。
尚、①②の動作発生の時点で、必ず施設の防災管理者の指示に従ってください。
 
動作を停止させるには次の方法があります。
①誘導灯の蓄電池の容量がなくなるまで待つ。
※蓄電池による動作時間は機種により異なり、点滅は20分間以上または60分間以上、音声は60分間になります。
 
②誘導灯内蔵蓄電池の充電用接続コネクターを外す。この操作は消防法に抵触するおそれがあります。
尚、①②の動作発生の時点で、必ず施設の防災管理者の指示に従ってください。