以下①~③ いずれかの可能性が考えられます。これらの場合は故障ではありません。
①影によるもの
発電電力が少なくなっている時間帯に、太陽電池モジュールに屋根または電柱などで影がかかっている場合があります。影のかかり方によっては影の面積以上に発電量が低下いたします。また、季節によって影がかかったり、影がかからなくなったりと変化する場合があります。このため影のかかった太陽電池モジュールと接続されているパワコンの発電量が低くなります。
②商用電源電圧の上昇によるもの
商用電源電圧が電力会社の設定した電圧値を超えると、パワコンの出力を一時的に制限します。電圧値が正常な値に下がると通常運転に戻ります。パワコンから商用電源につなぐ出力ケーブルの電気抵抗に大きな差がある場合は、電気抵抗の大きな出力ケーブルにつながるパワコンは出力制限がかかりやすい傾向があります。(ケーブルの電気抵抗は、長いほど・細いほど、大きくなります。)出力制限動作の稼働・解除の繰り返しにより発電電力が安定しないことがあります。
③パワコン温度の上昇によるもの
パワコンの周囲温度が30~40℃以上の場合、パワコンの保護機能により出力を制限することがあります。(周囲温度が運転範囲内になると自動的に通常運転に戻ります。)該当するパワコンの周囲(特に上側通気口)に物が置かれていないか(ふさがれていないか)確認してください。またはパワコンの設置場所周辺に熱源となるものがないか確認してください。
複数台のパワコンを上下方向に配置している場合は、下方のパワコンの排熱により上方のパワコンが温められることで発生する場合があります。
気になる場合は製品をお買い求めいただいた販売店様、据付された施工業者様にご相談ください。
当社サービス会社でも点検、修理を承ります。
販売店様、施工業者様への依頼が難しい場合は
三菱電機システムサービス株式会社