• No : 6176
  • 公開日時 : 2018/01/29 14:15
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IHで調理の途中で、火力が急に下がることがある。製品本体の不具合でしょうか?

回答

必ずしも製品の不具合とは言い切れません。安全機能としての「温度過昇防止機能」
が動作しているためということもあります。
・「温度過昇防止機能」とは、高い火力で調理した場合、鍋の赤熱や調理物からの
 発火等を防止する機能で、安全のため鍋底温度が適正温度に下がるまで一時的に火力を
 制限する機能です。
 
まず、ご使用いただいているフライパンや鍋をご確認願います。
原因が、ご使用のフライパンや鍋に起因する場合もあるためです。
 
以下をお確かめください。
 
お手元のフライパンや鍋はアルミ製ではありませんか?
 ※側面(底面以外)に磁石が付くかどうかでご確認
  いただけます。
・市販のIH用フライパンや鍋の中には、素材がアルミ製でIH
 では発熱しないため、底面に発熱板としてパンチングメタル
 を貼り付けしている仕様のものが多くあります。
 これらの鍋は、発熱板のみ異常温度に発熱する傾向あり「温度過昇
 防止機能」が働き易くなります。
 
このような貼付仕様の鍋類は、発熱板が鍋本体から剥離しやすく、剥離すると
発熱板からアルミへ熱が伝わりにくくなり、その結果、発熱板のみ
が加熱し、調理材料に熱が伝わらないのに、温度過昇防止機能が
作動する状態となります
 
このような状況を回避するためにも、フライパンや鍋は、製品安全協会の
SG-IHマークつきのものをお勧めいたします。
 
 
SG-IHマーク付きのフライパンや鍋を使用しても火力が安定しない場合は、おそれ入りますが、ご使用を中止され、必ず専用ブレーカーを切って、お買い上げの販売店または、三菱電機修理受付センターにご連絡ください。お客様ご自身では回避できず、修理部門の修理点検が必要になります。