• No : 1910
  • 公開日時 : 2013/01/29 14:26
  • 更新日時 : 2020/11/27 14:32
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冷房運転をしたら、湿度が上がったのですが

回答

 外気温があまり高くないときや設定温度が高いときなどは、冷房運転開始後、早い時間で室温(体感温度)が設定温度に達します。

 その場合には、冷えすぎを防ぐために冷房運転を停止します。
この時、製品内部の除湿水の一部が空気中に戻ることがあり、実際には部屋の湿気を取除いていても、湿度の値としては上がる場合があります。

 

≪補足≫
 冷房運転や除湿運転によって、お部屋の空気中の水分を取除いていても、湿度(相対湿度)は下がらないことがあります。一般的に「湿度70%」と表現する湿度は「相対湿度」を示しております。
 「相対湿度」とは、ある温度の空気における飽和水蒸気量(これ以上、その空気中に含むことができない水分量)を基準とした場合の、実際にその空気中に含まれる水分量を、比率(%)で示したものです。
 この空気の飽和水蒸気量は、空気の温度が上がるほど多くなり、温度が下がると少なくなります。空気中の水分量が一定であった場合、温度が上がれば一切除湿していなくても湿度は下がり、逆に、温度が下がれば湿度は上がります。
 例えば、30℃湿度60%の空気を、一切除湿せずに温度だけ25℃まで下げると湿度は約80%に上がります。また、除湿運転によって30℃湿度60%から27℃湿度60%となった場合、湿度の値は変わっていませんが、実際には部屋の湿気を取除いています。
 冷房運転や除湿運転で取り除いた水分は、室外側に出ているドレンホースから排出されます。